鬼束ちひろとは
鬼束ちひろは僕が大学の頃にデビューして、たしか僕と同い年だったような。真面目なアーティストだなぁって思っていた。真面目という言葉は誉め言葉かどうかはおいておいて、真面目でイメージであった。
当時デビューアルバムはだいぶ流行っていて、僕がたびたび見に行ってた、日大の演劇サークルでも、曲を使ったりしていた。場面での使い方がうまくて感心していた。
イメチェン
そんな鬼束ちひろだが、あるときイメチェンを図り、狂気にみちた芸風となった。それはかっこよくて、やりたいようにやってこそアーティストだなんて思っていました。
今回の救急車を蹴った件
あの狂気はキャラ作りだったのか、素だったのかわかりませんでしたが、今回の件で、素でおかしいのかなと思ったときは、それはかっこよくはないと思いました。ちょっと残念。
タイガージェットシン、ブッチャーが日常でもあれだったら、観客にもフォーク刺すでしょって話です。試合の中で対戦相手に対してあのような状態になるだけで。つまりライブでおかしくなるのと、日常でおかしくなるのとは違うんですよね。
そして供述
「通行人に嫌みを言われてカッとなった」
これはネット情報なので、定かではありませんが、
「救急車呼ぶのに何万税金がかかると思っているんだ」というような内容があったそうです。
税金なのだけど、
実際、そんな言葉があったかどうかはどうでもよくて、
一回出動すると、数万円その人員に対して手当てってものなのだろうか。
なんとなく、固定給のような気がしていた。
調べてみたら、救急隊員 1H以上の出動で380円
救急救命士 1H以上の出動で500円とありました。
ネット情報のため定かではありません。
世の中には、心ないことを言う人が少なからずいることは前提です。
鬼束ちひろはシンガーソングライターである。
自称ではない。
僕はそう思っている。
ただ、救急車やパトカーをけると捕まることを知らなかっただけ。
吉祥寺で、パトカーを軽く蹴ってつれていかれた人を見たことがある。
あれ、捕まえていいルールなんだって。みんな警察にイライラして蹴ることがあるから、そうなっているらしい。
そして、車にキズがついたかどうかは関係ないらしい。
捕まったひとは心にキズを負うけど。
文・写真/田中宏明