山谷ブルース(岡林信康)という曲がありまして。
ワークソングというものを例えるならば、ひとつそれが思い当たるのです。邦楽ではね。
下北沢に住んでいた頃、池ノ上のカフェでワークソングとブルースを歌いいますみたいな人がいてさ。
ピンと来なかったのですが、それはひとつの商品化というかキャッチコピーなんですよね。
正直言うと、あまりいい印象を受けなかったのですが、それはいまでも残っていて、今ワークソングをテーマに作りたくなりました。
今も残っているというのがその人にとっては作戦勝ちですね。
鉱山で働いてました、みたいな歌を歌っていました。たぶん嘘だけど。
僕は、ワークシャンソンでいきたいと思います。
シャンソン好きな人にはいい印象は与えないと思いますが。
※この曲でいうワークはサラリーマンであり、鉱山掘りではありません。
ワーク・シャンソン「愛よ忘れさせて」
作詞・作曲/田中宏明
もし人生がもう一度やり直せたら
もう一度同じこの町に生まれたい
悩むことが美しいとは思わない
今が一番輝く日々
もうありきたりね 恋の唄シャンソン
ワークソングはブルースじゃない
戦争中だって女は恋してる
愛よ すべて忘れさせて
この小さな部屋はふたりの青春
八王子で見かけた踊るジョニー
今でも種も仕掛けもわからない
見破ることが正しいとは思わない
あなたを信じる日々が愛
できることなら この地下の国境(ライン)
飛び越えて歌いたい
誰も傷つけない 生きていく私たち
どうにかなるわ人生
あなたとふたりなら きっと楽しいわ