=ロード俳句(田中屋式短歌57585)= 松尾芭蕉に嫉妬して、バイクで旅して俳句するロード随筆シリーズ。俳句とはかけそばのようなもの。トッピングして短歌にすることもできます。
俳句前
萌える渋谷を歩く。イシバシ楽器はまだやっていない。朝の渋谷センター街は、歌舞伎町の朝とは似てるような似ていないような。似ていないところは、これから仕事という人が駅から流れ込んでくるというところだ。
俳句
受け取られぬ 朝の通勤 ティッシュ配り
トッピング短歌(お好みで)
・明けたガセネタ 渋谷の和
・あの人の分も くれ!ともらう
季語
明けた:何かひとつの憂鬱が過ぎた季節
解説
駅前でなんの広告かはわからないがティッシュ配りをしている。ちょっとしか混乱情報が蔓延すれば、ティッシュは売り場から姿を消したりする。それが今はティッシュを配っても受け取らない景色が戻っている。
渋谷の朝にガセネタが暴かれたような平和が訪れている。
僕は前を歩く人がもらわなかった分までもらいたい気持ちで、ポケットティッシュをもらう。
「ありがとうございます、行ってらっしゃいませ」とティッシュ配りの女は言う。平和だ。

作者紹介
田中宏明 1980年生まれ 東京都昭島市出身の週末の写真家・放送作家。
2003年 日本大学文理学部応用数学科 ぎりぎり卒業。下北沢・吉祥寺での売れないバンドマン生活を経て、会社員(番組制作→不動産業)となる。
◆写真家:シティスナップとかるーい読物「井の頭Pastoral」撮影・編集
◆放送作家:ラジオドラマ「湘南サラリーマン女子」原作・脚本 オールデイズ直江津Radioで放送中!
❆ライブのおしらせ❆
BerryBerryBreakfast現場ラジオLive
2025年5月18日 南林間チャンドラスーリヤ
1600 オープン
1830 スタート
チャージなし(投げ銭制)
+ご飲食1500円~
飲食店ですのでご注文をお願いします。
❃展示のおしらせ❃
BerryBerryBreakfast展2025
5月5日~31日
直江津ヴィンテージアメリカン雑貨ペチカ フィッティングルーム
☆田中屋のあやしい蕎麦俳句写真展
☆DJシューカイのレコジャケ美術館
出演ラジオ 第88回
田中屋のロード俳句
田中屋のロード俳句のテーマ「それって感情の環状ってことよね」
わけありの女
BerryBerryBreakfast展テーマソング「蕎麦が茹で上がるあいだに」