田中屋の夕刻日誌「人へなぜ新聞を読むのか」田中宏明

夕刻日誌
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夕刻日誌

=夕刻日誌=日常はエッセイにするとちょっとメルヘン。卒論のネタとスナックのママの話題のツマミとは似たようなものだ。デートにも使える話題のネタを紹介。

それでどうなったの

朝の喫茶店なんか行くと新聞を読んでいる人がいる。
人はなぜ新聞を読むのだろうか。

そう言えば、小さい頃新聞を読めと親に言われたものだ。なぜ新聞を読んだほうがいいのかはその時に親からはエレガントな解答は得られなかった。

僕は25歳から28歳ぐらいまで新聞をとっていた。当時放送作家をしており、新聞からの情報もなにかのネタにするという目的であった。その何かのネタになりやすかったのは東京新聞だった。

それが僕の新聞を読む動機である。

では、話戻って、喫茶店で新聞を読んでいる人は何の目的なのか。どんな動機があるのか。

読む価値の最もベタなものは、読む前の自分と読んだあとの自分の変化が得られるかである。

あのおじさんは悲しいニュースを知って、それに向けて動き出すのか。または、怪しい政治の動きを知ってデモにでもいくのか。

もしそのどれでもないならば、それはただの暇つぶしで、情報を得て、それでおわり。もしそうだったら読む意味ないよね。

喫茶店で新聞を読んでいる人をみるとそう思うんよ。

何か読み物がほしいだけなのかもしれない。そのおじさんも下の世代に、新聞は読めよなんて言ってきたのだろうか。

うちの親といえば、最近新聞なんてもうとるのやめようと話していた。

うちの親だって、読んでちょっと情報が入っておしまい。それはなんの役にもたっていない。自分の活動をすすめるべき。

やっぱ、読むんだったら新聞よりアンアンとかホットドッグ・プレスだな。読んだあと自分が変わったから。行動に移ったから。

文/田中宏明

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