田中屋の夕刻日誌「乗車券拝見」文/田中宏明

夕刻日誌
DSC_0315_TEMP
夕刻日誌

「乗車券を拝見します」

越後湯沢〜水上間で聞かれる言葉である。

僕の場合はね。

いわゆるキセルを撃退するためのものである。

キセルが発生するのは、無人駅があることと考えられる。

無人駅から無人駅までは、無料で乗れる気分になってしまうから。

無人駅とのあやしい関係

そこで、それを防ぐために切符チェックがはいるんえすよね。

つまり無人駅から無人駅のあいだでおこなわれるのである。

車掌はそのあいだに回らないといけないことになる。

ソレ以外の区間でやっているのはパフォーマンスということになる。

ちなみに、無人駅から乗って(切符もかわずに)有人駅に降りる場合どうなるのだろう。

どちらにしろ、そんな厄介事も、無人駅というものの存在によるものである。

特にJRで言えば、そこに出す人件費ぐらいある気がするのですが、人を置かないことを選んでいることになります。

それはなぜか

無人駅の成り立ち

無人でも、全く問題がおきない環境であれば、そこに人件費を使うこともないのである。

むしろ、問題がおきない優良な人しか使っていないとしたら、それは誇れることである。

変な人がいない。

近年、機械やロボットの勢力が増し、で人の力が要らなくなってきたとも言われています。

それを先取りしていたのです。

高校時代の無人駅

高校時代に、最寄り駅が無人駅だったりしたら。田舎だとか言われたりもすることがあるでしょう。

しかし、無人駅が無人駅でいられることは、人間の品があるとも言えるでしょう。余裕があるとも言えるでしょう。

ここに最近気づきましたね。

なので、野宿するときは、無人駅なのである。

文/田中宏明(写真家)

手作りラジオ「BerryBerryBreakfastのオールデイズ直江津Radio〜第41回」ヨーグルト田中&DJシューカイ

「BerryBerryBreakfastのオールデイズ直江津Radio〜第39回」ヨーグルト田中&DJシューカイ 

タイトルとURLをコピーしました