=ロード俳句(田中屋式短歌57585)= 松尾芭蕉に嫉妬して、バイクで旅して俳句するロード随筆シリーズ。俳句とはかけそばのようなもの。トッピングして短歌にすることもできます。
俳句前
横須賀のタトゥーの入った女の写真を撮っているとバスが来た。遅れていただけだった。
バス停を少し離れていたので通り過ぎそうになったので、手を振って停めた。

俳句
バスが来て 別れはベタに 走り出す
季語ぬき
トッピング短歌
・あの頃歌った サヨナラバス
・バス停めそのまま 手を振って
解説
バスが来て、君を乗せて走り出した。90年代の連ドラのノリ言えば、別れと言えば電車かバスである。
そういえばさよならバスなんて歌もあった。高校生の頃、所沢の路上でうたったりしていた。

作者紹介
田中宏明 1980年生まれ 東京都昭島市出身の週末の写真家・放送作家。
2003年 日本大学文理学部応用数学科 ぎりぎり卒業。下北沢・吉祥寺での売れないバンドマン生活を経て、会社員(番組制作→不動産業)となる。
◆写真家:シティスナップとかるーい読物「井の頭Pastoral」撮影・編集
◆放送作家:ラジオドラマ「湘南サラリーマン女子」原作・脚本 オールデイズ直江津Radioで放送中!
出演ラジオ 第90回
田中屋のロード俳句
田中屋のロード俳句のテーマ「それって感情の環状ってことよね」
わけありの女