=ロード俳句(田中屋式短歌57585)= 松尾芭蕉に嫉妬して、バイクで旅して俳句するロード随筆シリーズ。俳句とはかけそばのようなもの。トッピングして短歌にすることもできます。
俳句前
国道16号を横須賀方面へ走る。
いつも気になる町として横目に見るのは、金沢と追浜である。このあたりは京急線は地上を走っていたりして、町の元気さを感じる。

俳句
気になるも ベタ踏み列車か 通り過ぐ
季語ぬき
トッピング短歌
・路駐スポット 見当たらず
・写真も撮れない 恋沿線
・また来るためとし 余韻とす
解説
せっかくバイクで走っていながら、いつも気になりながらも通り過ぎてしまうのが追浜と金沢文庫である。
繁華街でもあり、路駐スポットがパッと見つからないというのもその要因のひとつである。
また来る理由として、毎回その余韻を楽しんで走っている。停まる余裕がないため写真も残っていない。記憶の恋のようだ。

作者紹介
田中宏明 1980年生まれ 東京都昭島市出身の週末の写真家・放送作家。
2003年 日本大学文理学部応用数学科 ぎりぎり卒業。下北沢・吉祥寺での売れないバンドマン生活を経て、会社員(番組制作→不動産業)となる。
◆写真家:シティスナップとかるーい読物「井の頭Pastoral」撮影・編集
◆放送作家:ラジオドラマ「湘南サラリーマン女子」原作・脚本 オールデイズ直江津Radioで放送中!
出演ラジオ 第89回
田中屋のロード俳句
田中屋のロード俳句のテーマ「それって感情の環状ってことよね」
わけありの女