田中屋のロード俳句「渋谷 セルフウォーターのすーじーぐぁー」作/田中宏明

すーじーぐぁー
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すーじーぐぁー

俳句前

〇渋谷の立ち蕎麦屋午前
そんなに混んでいるわけでもないのに、冷水器のそばに人がいる。
水を汲もうとする僕

俳句

そばに人 狭き立ち蕎麦 水セルフ

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横に人 跳ねるかどうか 水セルフ

季語

水セルフ:水を運んでくれない飲食店をよく利用する季節

トッピング短歌

・例えば水など いらぬほど

・うすめてしょっぱい 蕎麦の味

・ジョンレノンなら どうするか

解説

立ち蕎麦屋はせまいことが多い。冷水機のそばにも人がいて、そこで水を入れたらその人にかかってしまうんではないと思う時はよくある。トラブルを避けるなら、水は飲まない。そこにいるのが悪いとすれば、そのまま使う。それは、ジョンとポールの行動心理に似ているのかもしれない。

作者紹介

田中宏明 1980年生まれ 東京都昭島市出身の週末の写真家・放送作家。2003年 日本大学文理学部応用数学科 ぎりぎり卒業。下北沢・吉祥寺での売れないバンドマン生活を経て、会社員(番組制作→不動産業)となる。◆写真家:シティスナップとかるーい読物「井の頭Pastoral」撮影・編集◆放送作家:ラジオドラマ「湘南サラリーマン女子」原作・脚本 オールデイズ直江津Radioで放送

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