高速道路で事故が起きたときなぜいつもあの車線なのか　田中屋のロード俳句

＝ロード俳句（田中屋式短歌５７５８５）＝松尾芭蕉に嫉妬して、バイクで旅して俳句するロード随筆シリーズ。俳句とはかけそばのようなもの。トッピングして短歌にすることもできます。

俳句前
俳句
1. 季語ぬき
2. トッピング短歌
解説
作者紹介
1. ❆ライブのおしらせ❆
2. ❃展示のおしらせ❃

俳句前

高速道路で相模原へ向かう。
渋滞を避けようと連休最終日の前日の夜に出発したが、やっぱり多少の渋滞がある。
ナビを見れば事故とある。では、どちらの車線で事故がおきたのだろうか。

俳句

事故渋滞　どうせ右車線　粋がって

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右車線　どうせ粋がる　事故渋滞

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事故渋滞　どうせ粋がる　右車線

季語ぬき

事故渋滞：粋がったおじさんおばさんの暴走の季節

トッピング短歌

・巻き込まれぬよう　左車線

・みんなで渋滞　もう何年

解説

高速道路で渋滞は捕まったとき、車線規制ありなんてお知らせがあったりする。どっちに寄らなければいけないかまでは表示されていない。どっちなのか予想なんてするのも渋滞の楽しみであったが、気づけば楽しみではなくなった。いつも右だからである。なぜなら、そういえば粋がった運転をしているのは右。それだけのことである。僕は巻きこまれたくないのでいつも左を走っている。

それにしても、もう何年みんなそろって渋滞しているのだろう。休みをずらすという体制がとれない会社の気持ちは変えられないのだろう。この先も、何年も、何年も。

作者紹介

田中宏明　１９８０年生まれ　東京都昭島市出身の週末の写真家・放送作家。

２００３年　日本大学文理学部応用数学科　ぎりぎり卒業。下北沢・吉祥寺での売れないバンドマン生活を経て、会社員（番組制作→不動産業）となる。
◆写真家：シティスナップとかるーい読物「井の頭Pastoral」撮影・編集
◆放送作家：ラジオドラマ「湘南サラリーマン女子」原作・脚本　オールデイズ直江津Radioで放送中！