=ロード俳句(田中屋式短歌57585)= 松尾芭蕉に嫉妬して、バイクで旅して俳句するロード随筆シリーズ。俳句とはかけそばのようなもの。トッピングして短歌にすることもできます。
俳句前
環状2号線を走る。
久しぶりにドラッグスターにポータブル電源を積んででかけた。出先でパソコン作業をするためだ。ドラッグスターにもUSB充電ポートを設置して、初めてのポータブル電源を充電しながらの走行である。
走行中、充電ポートのランプが消えていることに気づいた。
俳句
故障なら 近場で壊れて 充電器
季語ぬき
トッピング短歌
・あるもの修理の セブンイレブン
・暗闇僻地の 緊張感
・避けては通れぬ 旅スパイス
・ここを開けろと 直江津Radio
解説
充電ポートが断線していた。ポータブル電源の電気量が強くて熱で溶けてしまったのか。
バイクで走っていて、マシントラブルが起きるとしたら早めに起きてもらいたいものだ。
以前長野で夜の峠道を走ったところ、鹿・タヌキなどが道路を横断していて、ここでマシントラブルがあったらどうなってしまうんだと恐れた経験がある。
コンビニでもあればそこにあるもので直す。それを考えるのも旅であり、おもしろさ。
今回は、セロテープでつないだ。また溶けるかもしれないが、とりあえず電機はつながった。

トラブルは旅のピリッとしたスパイスである。
オールデイズ直江津Radioのステッカーを貼ったところが壊れたとは考えないぜ!教えてくれたのだ。ここを開けろと。

作者紹介
田中宏明 1980年生まれ 東京都昭島市出身の週末の写真家・放送作家。
2003年 日本大学文理学部応用数学科 ぎりぎり卒業。下北沢・吉祥寺での売れないバンドマン生活を経て、会社員(番組制作→不動産業)となる。
◆写真家:シティスナップとかるーい読物「井の頭Pastoral」撮影・編集
◆放送作家:ラジオドラマ「湘南サラリーマン女子」原作・脚本 オールデイズ直江津Radioで放送中!
出演ラジオ 第89回
田中屋のロード俳句
田中屋のロード俳句のテーマ「それって感情の環状ってことよね」
わけありの女