短篇小説 青春プチロマン小説「女が日本一周する時 」第3話 作/奈良あひる ラブホテルの前だった。 シャッターの音がする加恵は思わず笑ってしまった。そこを男は写真に納めたのだった。 わたしは、笑顔を撮れたらラブホテルに入ることに同意はしていないということを主張をすることもできたが、そ... 2021.09.30 短篇小説
短篇小説 青春プチロマン小説「女が日本一周するとき」第2話 作/奈良あひる 男「もし少し時間大丈夫でしたら、写真撮らせてもらえませんか?」 その男はどうやら、写真家の玉子のようで。 加恵「ええ、私でよければ」 加恵はほぼ無表情のまま答えた。なぜ私なのかわからないし、何に使うのかもわからな... 2021.09.29 短篇小説
夕刻コラム(社説盤) 夕刻コラム(社説盤)電車内 動画広告 吊り広告はレトロなのか 電車内に紙の広告が減ってきた 電車の中は、動画の広告が席巻している。紙のつり広告はレトロ扱いになっていくのか。 トヨクモとマンション ハナレ マンション ハナレ 今、毎... 2021.09.25 夕刻コラム(社説盤)
短篇小説 プチロマン小説「女が日本一周するとき」第1話 作/奈良あひる 会社で嫌なことがあった。鬱になって退職。なんて、そんな胡散臭いきっかけではない。 自分探しの旅なんて本当にあるのか、自分が見つかった人はいるのか、なんてことを確かめようというきっかけだ。 日本一... 2021.09.22 短篇小説
夕刻日誌 夕刻日誌「電車で読んではいけない本」文:田中宏明 電車の中で新聞を読んでいる人、だいぶ見かけなくなりましたね。 携帯を見ている人が多いわけで、ニュースも見れるし調べものもできるし、仕事のメールもできる。疲れていても、SNSを流し見することもできる。 僕も携帯を見ることはもちろ... 2021.09.20 夕刻日誌
夕刻日誌 夕刻日誌「if 腕時計は右か左か」文:田中宏明 久しぶりに腕時計を買った。腕時計をしていたのはADの頃だったので、約16年ぶりに腕時計をすることになる。あの頃防水でもないのに風呂に入るときでもいつでもつけっぱなしだったのだが、元気に動いていた。ADから放送作家へ転向した段階で壊... 2021.09.18 夕刻日誌
夕刻日誌 夕刻日誌「マナーの向こう側」文:田中宏明 曖昧な記憶だが、ブルーハーツの歌詞で、ルールは破るがマナーは守る、みたいなのがあったような気がする。僕は両方守りたい性格ですが、どちらかをやぶるとしたらマナーであります。 マナーは時にマナー原理主義者みたいなのが、古き悪しき風習をい... 2021.09.16 夕刻日誌
短篇小説 青春プチ官能小説 「振り向いてキス」 作/奈良あひる 渋谷の町が好き。 人がいっぱいいる。人がいっぱいいれば、私ひとり何したって関係ない。誰にも関係ない自分になれる。 SNSでの出逢い Twitterで少し話をした人と会ってみることにした。会ってみる... 2021.09.15 短篇小説
シティスナップ 田中屋のブロマイド「湘南の遊覧船の女」湘南スナップ 「江ノ島の女」撮影/田中宏明 江ノ島 遊覧船の女 田中屋のブロマイド はじめまして田中です。 *主な活動* ◇「田中屋の峠 COFFEE」 ZINEとツリ... 2021.09.11 シティスナップ
夕刻日誌 田中屋の夕刻日誌「洗濯物が雨に濡れて」文:田中宏明 よく晴れた午前に洗濯物を干せると気持ちいいものだ。そして、一眠りしていると 「田中さ~ん、雨で、洗濯物濡れちゃいますよ~」と声がした。お隣さんである。引っ越して間もなく、一度引越しのあいさつをしただけの間柄である。 “人の洗濯... 2021.09.09 夕刻日誌