=ロード俳句(田中屋式短歌57585)= 松尾芭蕉に嫉妬して、バイクで旅して俳句するロード随筆シリーズ。俳句とはかけそばのようなもの。トッピングして短歌にすることもできます。
前書き
環状八号線を走っていたら、なかなかの渋滞でコースを変えた。また環七にも飽きたところでコースをはずれた。
俳句
ナビそれて 俺もわけあり レストラン
⏬️
ナビそれて 俺もわけあり 桐ヶ丘
ナビそれて ありゃしないのさ わけなんて

季語ぬき
ナビそれて:正しいとされた道を普通に進んでいくことに疑問を感じる季節季
粋添え(トッピング)短歌
・余計なお世話さ ひやかしめ
・ひやかしじゃないぜ COFFEEで
・まだまだわけなし 俺なんか

解説
ここは赤羽桐ヶ丘団地。
わけありっぽい喫茶があったので、商店街周辺を歩いて写真を撮ったりした。
「わけあり」とは僕にとっては褒めことばである。俺もわけあり感には多少の自信をもっている。
地元のひとからしたら興味本位で入ってきた人といったところだろう。
いやいや、興味があるけど、俺は漂流してたどり着いたのだ。
ほとんどシャッターなのだが、喫茶店はやっていた。
COFFEEくれ!それとトースト
ただ写真だけ撮って通り過ぎていく男じゃないぜ!
それにしても俺なんてまだまだわけなしの部類と知る。
世界は広い。

作者紹介
田中宏明 1980年生まれ 東京都昭島市出身の週末の写真家・放送作家。
2003年 日本大学文理学部応用数学科 ぎりぎり卒業。下北沢・吉祥寺での売れないバンドマン生活を経て、会社員(番組制作→不動産業)となる。
◆写真家:シティスナップとかるーい読物「井の頭Pastoral」撮影・編集
◆放送作家:ラジオドラマ「湘南サラリーマン女子」原作・脚本 オールデイズ直江津Radioで放送中!
出演ラジオ 第87回
田中屋のロード俳句
わけありの女
「恋のドライブインCOFFEE」