田中屋の原稿リサイクルとは
フェイスブックやインスタに投稿した過去の記事をリサイクルするというゆるい番組になります。
無職とはなにか
これは、2020年10月27日にfacebookに投稿したテーマである。
定年退職した人に対して、つまり年金生活者に対して無職という言葉を使うということは、報道上分かりやすいことなのか。
無職という意味
僕が20代の頃は、アルバイトいわゆるフリーターは無職という感覚で世間はあった。
僕はアルバイトでも仕事のような気はしていましたが。
その考え方は今の方が強くなっております。自分としては。
僕は無職だったと言える。
25歳の頃、番組制作会社をやめて、放送作家で活動する準備期間の3か月間。バイトもせず、もちろん原稿料もない。
ミカンの箱をテーブルにして、もやしをかじって生き抜いたあのとき、僕は無職だったと言える。これは正真正銘の無職だ。仕事もなければ、技術という職もない。これを無職というのだ。
その、テレビで報道されていたおじいちゃんは、本当に無職だったのであろうか。
年金もなく、不労所得もなく、真の無職だったのか。
女に養ってもらっていれば、それは無職ではなくヒモだ。男として最高の職とも言える。たしか、武田鉄矢がラジオで言っていたような。
そのおじいちゃんは何のニュースだったっけなぁ。
川で溺れる子供を助けたか、山中で大金を広い交番に届けたかだったかなぁ。
文・写真/田中宏明
インスタ:tanakaya_blomide
作者紹介
田中宏明 1980年生まれ 東京都昭島市出身の週末の写真家・放送作家。
2003年 日本大学文理学部応用数学科 ぎりぎり卒業。下北沢・吉祥寺での売れないバンドマン生活を経て、会社員(番組制作→不動産業)となる。
◆写真家:シティスナップとかるーい読物「井の頭Pastoral」撮影・編集
◆放送作家:ラジオドラマ「湘南サラリーマン女子」原作・脚本 オールデイズ直江津Radioで放送