2024年7月24日
俳句
町柄に
喫茶寄るなら
お決まりか?
無料案内
またここも
⏬️自主赤ペン
喫茶寄り お決まりですか?と 案内所
トッピング短歌
ソープ街での 純珈琲
解説
吉原を歩いていると喫茶店も多いことがわかる。そこに近寄りメニューを探せば、無料案内所であった。喫茶店をやるより無料案内所に貸したほうがいいという判断だったのだと思う。ああ、この街で純なお茶が飲みたい。
メルヘン解釈
無料案内所になる前喫茶をやっていたとしたら、どんなひとたちが、どんなことを語っていたのだろうか。その妄想まで含めて喫茶なのである。
作者紹介
田中宏明 1980年生まれ 東京都昭島市出身の週末の写真家・放送作家。
2003年 日本大学文理学部応用数学科 ぎりぎり卒業。下北沢・吉祥寺での売れないバンドマン生活を経て、会社員(番組制作→不動産業)となる。
◆写真家:シティスナップとかるーい読物「井の頭Pastoral」撮影・編集
◆放送作家:ラジオドラマ「湘南サラリーマン女子」原作・脚本 オールデイズ直江津Radioで放送