田中屋のロード俳句「渋谷 立ち蕎麦屋とケバブのすーじーぐぁー」作/田中宏明

すーじーぐぁー
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すーじーぐぁー 夕刻日誌

= ロード俳句= 松尾芭蕉に嫉妬して、バイクで旅して俳句するロードエッセイシリーズ。 30文字のメルヘン小説へようこそ

俳句前(俳句ができる前の予感を楽しもう)

ながらく立ち蕎麦ブームが続いている。マイブームね。

たまに見かけて気になるのはケバブだ。

俳句

次期ブーム? 共存ケバブと 立ち蕎麦屋

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センター街 共存ケバブと 立ち蕎麦屋

季語ぬき(季語は何かと楽しもう)

ケバブ:ちょっと危険な繁華街に憧れる季節

粋添え(トッピング)短歌

下記 お好みでトッピングして短歌にしよう

・酔いするジャンクに 溶ける街

・どちらもないよな 我が故郷

解説

ケバブ屋をはじめて見たのは六本木だった。ちょっと危険な街みたいなものに憧れている次期だったけど、買ったことはなかった。あの怪しげな香ばしい匂いとあのあやしげに回っているかたまりが六本木にマッチしていた。

はじめて食べたのは横田基地横の店だった。これがうまかった!もっと早く出逢えばよかった。釣り銭間違えられたような気がするけど。

渋谷の街を歩いていると、立ち蕎麦屋とケバブ屋が共存していることに気づく。そんな街が他にどこにあるだろうか。

ケバブを買った。なんだか渋谷の街に溶け込んだような気がした。そうして少しずつ渋谷の内側を知っていけるような気がした。

渋谷という街は中学生の頃から来ている。今も飽きない。

というのは全年代に対してのブームがそれぞれ尊重され時代を作り続けているからなのだろう。

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作者紹介

田中宏明 1980年生まれ 東京都昭島市出身の週末の写真家・放送作家。2003年 日本大学文理学部応用数学科 ぎりぎり卒業。下北沢・吉祥寺での売れないバンドマン生活を経て、会社員(番組制作→不動産業)となる。

◆写真家:シティスナップとかるーい読物「井の頭Pastoral」撮影・編集

◆放送作家:ラジオドラマ「湘南サラリーマン女子」原作・脚本 オールデイズ直江津Radioで放送

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