=ロード俳句(田中屋式短歌57585)= 松尾芭蕉に嫉妬して、バイクで旅して俳句するロード随筆シリーズ。俳句とはかけそばのようなもの。トッピングして短歌にすることもできます。
俳句前
日光東照宮をあとにして、裏見の滝へ向かう。
バイクを停めて山道を歩くが、すれ違う人の顔は暗い。
裏見を怨みと勘違いして、うらみでも買ったのか。

俳句
現場にて ほら吹き芭蕉 裏見れず
季語ぬき
トッピング短歌
・裏から見れる 記しなし
・裏からみれない 記しなし
・すれ違う顔 ほの暗し
・実際来たかも いとあやし
・フィクション作家か 松尾芭蕉
解説
芭蕉というのはホラ吹きなのだろうか。
滝に着いたが滝を裏から見ることはできなかった。
そういえば、できるなんて一言も書いてはいなかった。しかし、裏見の滝、できないとも書いていない。
そもそもおくのほそ道に、裏から見たとは、明確には書いていない。
ちなみに、現場の看板には芭蕉が来たとも書いてはいない。

作者紹介
田中宏明 1980年生まれ 東京都昭島市出身の週末の写真家・放送作家。
2003年 日本大学文理学部応用数学科 ぎりぎり卒業。下北沢・吉祥寺での売れないバンドマン生活を経て、会社員(番組制作→不動産業)となる。
◆写真家:シティスナップとかるーい読物「井の頭Pastoral」撮影・編集
◆放送作家:ラジオドラマ「湘南サラリーマン女子」原作・脚本 オールデイズ直江津Radioで放送中!
❆ライブのおしらせ❆
BerryBerryBreakfast現場ラジオLive
2025年5月18日 南林間チャンドラスーリヤ
1600 オープン
1830 スタート
チャージなし(投げ銭制)
+ご飲食1300円~
飲食店ですのでご注文をお願いします。
❃展示のおしらせ❃
BerryBerryBreakfast展2025
5月5日~31日
直江津ヴィンテージアメリカン雑貨ペチカ フィッティングルーム
☆田中屋のあやしい蕎麦俳句写真展
☆DJシューカイのレコジャケ美術館
出演ラジオ 第87回
田中屋のロード俳句
わけありの女
BerryBerryBreakfast展テーマソング「蕎麦が茹で上がるあいだに」