=夕刻コラム=世間の論調とは別の部分にCOFFEEのつまみは落ちていたりする。
渋谷陽一という男
結局この人を知ることはなかった。
なぜかというとこの人が評論家みたいなところがあるからだ。
評論家というものは人のふんどしで生きているようなイメージで、それになりたいとはなかなか思いにくいということが挙げられます。何かを語るより、紹介するより、あなたを語ってほしい、あなたの作品を紹介してくれ!といった具合です。
この人の作品と言えば、ロックインジャパンフェス。継続されているフェスではハシリのような位置にいると思います。それも一番わかりやすいところでやっていると思います。
それはすごい大事!
ただこのロックフェスのすごいところは、渋谷陽一という業界の格より低いロックバンドを出演させているところです。
ですので、出演者がみんな渋谷陽一へ感謝してるのです。出してくれてありがとう!と。なんか不自然な景色です。
なかでも、気になったのは佐野元春が、感謝を語りまくっていることです。
正直あんまる堂々とそういうことを語ってほしくなかったのです。そこにはロックを感じないです。

ロッキング・オン・グループ代表・渋谷陽一さん死去、佐野元春が追悼「自分の声を信じることができた」(オリコン) - Yahoo!ニュース
ロッキング・オン・グループは22日、代表取締役会長の渋谷陽一さんが14日に亡くなったことを伝えた。74歳だった。
この訃報を受け、シンガーソングライターの佐野元春は自身のFacebookページ
作者紹介
田中宏明 1980年生まれ 東京都昭島市出身の週末の写真家・放送作家。
2003年 日本大学文理学部応用数学科 ぎりぎり卒業。下北沢・吉祥寺での売れないバンドマン生活を経て、会社員(番組制作→不動産業)となる。
◆写真家:シティスナップとかるーい読物「井の頭Pastoral」撮影・編集
◆放送作家:ラジオドラマ「湘南サラリーマン女子」原作・脚本 オールデイズ直江津Radioで放送中!
出演ラジオ 第93回
田中屋のシティスナップ
田中屋のロード俳句
田中屋のロード俳句のテーマ「それって感情の環状ってことよね」
井の頭Pastoral
わけありの女