なぜ反則にならない
これ何度見ても思うのですが、小川は何度もレフェリーを突き飛ばすのに、なぜ反則にならないのかということです。結果は、小島のレフェリーストップ負けです。
小川は反則負けになりたかったように思います。
なぜ小川は反則負けになりたかったのか。
勝負は小川のレフェリーストップ勝ちになります。そして、川田が乱入して、小川対川田の流れになっておきます。川田「俺を潰すまでは全日本をつぶせないからな」
もしここで小川が反則負けになったら、川田の流れが当然つくれなくなります。負けたい相手のところに殴り込みは不自然ですね。
ここからが予想ですが、小川はこの試合は、ゼロワンが勝つという流れを壊したかったのではないでしょうか。
極端な話、ゼロワンが勝つ筋書きみたいなものに嫌気が差していて。
結果として、川田とのコンビでブレイクというのもあるのですが、この試合の時点ではそれを壊そうとしていたのでは。
レフェリーは、ゼロワンを勝たせなければいけないため、反則負けは出しませんでした。
なぜ、流れに従いたくなかったかはわかりませんが、この反則にならなところはやっぱ不自然です。
僕はプロレスにブックなどない派です。
このようにブックがあるんじゃないかと思われる不思議な展展開が嫌いなのです。
予定を破壊したあとどうなるかっていうのはちょっと楽しみだったかもしれません。
作者紹介
田中宏明 1980年生まれ 東京都昭島市出身の週末の写真家・放送作家。2003年 日本大学文理学部応用数学科 ぎりぎり卒業。下北沢・吉祥寺での売れないバンドマン生活を経て、会社員(番組制作→不動産業)となる。◆写真家:シティスナップとかるーい読物「井の頭Pastoral」撮影・編集◆放送作家:ラジオドラマ「湘南サラリーマン女子」原作・脚本 オールデイズ直江津Radioで放送