ブライアン・イーノ
「アナザー・グリーン・ワールド」LP
ブライアン・イーノというと環境音楽いわゆるアンビエントをポップフィールドで展開した人とのイメージが強い。それはエリック・サティが提唱した
「家具の音楽」
普段部屋にある家具をあまり意識しないように…つまり「聴くことも出来る、しかし無視することも出来る音楽」に対するポップフィールドからの回答であった。
ブライアン・イーノは交通事故で入院していた時にラジオのボリュームを上げたかったが身動きが自由にならなかったのでボリュームが小さいままでラジオを聴く羽目になった。
しかしその経験がアンビエント発想の契機となった。アルバム「ディスクリート・ミュージック」の裏ジャケを読むと「このレコードはなるべくボリュームを下げて聴いてくれ。」と書いてある。それまで音楽は大音量で聴くのが当たり前だったがそこにボリュームを下げて聴くというアンチテーゼを提示したイーノ。ディスクリートつまり音に対して「慎重」なわけだ。
このアルバムを僕は最初輸入盤CDで手に入れた。アンビエントに行く前のイーノの作品で歌モノあり、環境音楽ありの中途半端な印象を受けるアルバムだが他のアーティストに比べてシンセサイザーの使い方がイーノはまるで違う。当時シンセはディスコの効果音的使い方が主流で唐突に「ピュンピュン!」みたいに鳴らすのがせいぜいだった。
それをイーノはギミックに走らないシンセの使い方をしている。このアルバムには音楽制作のヒントがたくさん詰まっている。学ぶべきことが多い作品。僕も一体何枚このアルバムを持っているだろう?死ぬほど聴き込んだ。聴くたびに発見がある。無人島に一枚持っていくなら僕はこれを選ぶだろう。
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