ソフト・マシーン「6」UKオリジナル盤
DJシューカイは今では熱心な『レコード信者』であるが初めはCD派であった。若い頃、一度レコードセールでことごとく状態の悪いレコードを掴まされた事にそれは起因する。
プチノイズやレコードの溝のキズによるノイズも当時気に入らなかった。だから家にはいまだに3000枚のCDがある。
そんなレコードのトラウマを解放してくれたのが新潟市の中古レコード屋「Bullet(バレット)」の店主であった。その店主が最初に紹介してくれたのがイギリスのジャズ・ロックバンド「ソフト・マシーン」の「6(シックス)」というアルバムだった。
僕はこのレコードを聴いてその音にぶっ飛んだ…。当時、現代音楽やジャーマン・ロックを主に聴いていたので僕に合うレコードを的確にその店主は紹介してくれたのだと思う。それから約月イチで通ってそのたびに僕の知らない音楽を教えてもらった。
もうそのお店とも15年の付き合いになるけどその店主さんは僕にとって『レコードの師匠』であると今も思っています。
ソフト・マシーンの「6」は現代音楽色が強くミニマルミュージックな部分もありとても好きなアルバムでいわゆる『カンタベリー・ミュージック』にハマったキッカケの一枚。これとロバート・ワイアットの「そっくりモグラ」も超オススメ。ソフト・マシーンは僕の聴く音楽の幅を広げてくれました。