田中屋のロードエッセイ「寒い日の缶コーヒーのすーじーぐぁー」田中宏明

すーじーぐぁー
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すーじーぐぁー

=田中屋式短歌= 松尾芭蕉に嫉妬して、バイクで旅して俳句するロードエッセイシリーズ。約30文字のメルヘンドライブへようこそ只今 脱線!奥の細道を追う を敢行中!

まえがき

俳句

凍えた手 儚く冷める 缶コーヒー

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解説

尾崎豊の歌詞で”100円玉で買えるぬくもり”という表現がある。

出先の寒空の下で、雨が降っているかも知れない、よるかも知れない、そんな状況で、ぬくもりが買える最低料金が100円、缶コーヒー。

この日は、寒くて缶コーヒーを買った。飲む前にしばらく、手を温めるのである。飲む頃にはぬるくなっている。

あたたかさとは儚いものだ。

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作者紹介

田中宏明 1980年生まれ 東京都昭島市出身の週末の写真家・放送作家。

2003年 日本大学文理学部応用数学科 ぎりぎり卒業。下北沢・吉祥寺での売れないバンドマン生活を経て、会社員(番組制作→不動産業)となる。

◆写真家:シティスナップとかるーい読物「井の頭Pastoral」撮影・編集

◆放送作家:ラジオドラマ「湘南サラリーマン女子」原作・脚本 オールデイズ直江津Radioで放送

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