田中屋日報「急な催し」地下鉄 銀座線にて

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いつものパンを食べて大人買いした野菜ジュースを飲んででかけた。

いつものように電車に乗ったのだが、いつもとはちがう急な催しが来て、目的地へ付く前に電車を降りた。

運良くトイレは空いてた。


もしトイレが空いていなかったら、おそらくもらしていただろう。
この文からは、その追い詰められ具合はあらわされていないが、そのぐらい追い詰められていた。

トイレに入ってドアを閉めると、こんな貼り紙があった。

「アプリでトイレ空室情報を確認できます」

おおついにそこまできたか。

ここまで来ると、アプリでロマンスカーの席がとれるなんて大したことなくなっちゃいますね。

自動で運転してくれる車ができたり、
こりゃ車にタイヤがなくなる日もちかいなといった感じだ。

さて、だれがどう使うのだろう。このアプリ。

電車の中で、ヤバイ漏れそうってなったら、
アプリを開け、そして空室はあるのか?!をみて、あったら、おりればいいけど、なかったら次では降りずそのつぎだ、となるのか。

ちなみに、なぜか、溜池山王駅と上野駅に限定されているようだ。なぜ
?!

ということは、
赤坂見附を出たあとにトイレに行きたくなったら、
アプリを開いて、溜池山王の空室をチェック。そして空いていたら降りる。
しかし、空いていなかったら、次は虎ノ門だ。ここはアプリ対応がない。
ここはかけにでるのか、空いているか空いているかわからずに。
まるでブラックジャックではないか、この隠された虎ノ門。

それなら、満席でも空くかもしれないので、溜池山王で降りた方がいいのではないだろうか。
虎ノ門で満席だったらそこで漏らすかもしれないし、そもそも、虎ノ門までいく余裕なんてないかもしれない。

それならば、結局、いきたくなった次の駅で降りるしかないのだ。

あとは己の運との勝負なのだ。
男にはそういうときがあるのだ。女よ、わかってくれ。

となると、空室情報だけでは足りないのではないだろうか。

となると、次は「アプリでトイレが予約できる」時代が来るのだ。

文/田中宏明(写真家)

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