「真っ黒なコーヒーというのは真っ黒な蕎麦屋のつゆのようなものだ」
コーヒーを淹れた事がある人ならわかると思いますが…
「味が薄いと思われるんじゃないか病」
そういう理由で、濃いコーヒーを作らなければ、
色の黒いコーヒーを作らなければいけない
なんて思ったりするんですよね。
原因
色が濃いコーヒーを出していれば、
おいしくない、もしくは自分の好きな味でないときに、「これはそういうものだ」となります。
が、色が薄いと、
「うすい」
「けちってる」
「おいしくない」
という、印象で片付ける可能性があがります。
僕も作る側として、この病気にかかりまして、色の濃いコーヒーを作るようにしたときがあります。
それで、コーヒーを作っている動画なんて見ちゃったりして、するとやっぱりみんな真っ黒なコーヒーを淹れていて、それはおいしそうには見えます。という、ちゃんとした人が作ったコーヒーは色が濃いものなのだと思ってしまうのです。
それを飲んだことはないですが。
克服
まぁ、そんな日々を、どれだけの時間が過ぎたかわかりませんが、過ぎて行って、ある日のこと。
渋谷の立ち蕎麦屋にて
白いどんぶりを使ってるその蕎麦を食べたとき。
つゆのその先に白い器が透けて見えていることに気づいたのです。
この立ち蕎麦屋は、もう何回もきているので僕にとって「おいしい」お店です。
それを意識して、あるとき初めて入った蕎麦屋のつゆは真っ黒で、そのお店の味は僕の好きなものではありませんでした。
コーヒーにも言えること
コーヒー屋だかなんだか知らないですが、勉強のためにと、500円以上もするコーヒーを飲みましたが、普通の普通だったりして。真っ黒なそのコーヒーは、自分は良い豆だよ、というオーラが出ているか出ていないかのぐらいで。
そして、これまた、僕の好きな喫茶店で、自分がコーヒーを作り始める前から行っている場所で、コーヒーの色をその視点で見てみると、白いコーヒーカップのそこが見えるものでした。おいしかった。その喫茶店は、荻窪の珈里亜です。
※おいしくなかった店名は出しません。
これにより、僕の色が薄い恐怖症はすっと消えていきました。
コーヒーやっている人がいれたコーヒーは真っ黒だから見てみて
真っ黒いコーヒーは、真っ黒い立ち蕎麦屋のつゆと同じ。
これは、もちろん真っ黒いコーヒーも真っ黒い蕎麦のつゆも悪く言っているわけではありません。
ただ、同じということは言いたい。
色が濃いものが正しいわけではないと。
色が濃い方が無難な気持ちはわかりますが。
日高屋で、酒が薄いといっているクレーマーとか見かけますもんねw
田中屋のヒッピーCOFFEE
田中屋の峠COFFEEでは、カップの底が見える濃さのコーヒーです。
田中屋のヒッピーCOFFEEと呼んでいます。
オールデイズ直江津Radio 第52回
はじめまして田中です。
主な活動
◆「BerryBerryBreakfastのオールデイズ直江津Radio」
YouTubeで2週に1回アップしています。
ラジオドラマ「湘南サラリーマン女子」放送中!
ラジオエッセイ スナックのママの話題のカンペ
これを聴けば、明日のデートの話題もチリバツだ!
◆ZINE「井の頭Pastoral」の発行
シティスナップとかるーい読物のZINE
2週に1巻発行しています。
時代と街と人物のスリーショット
今日からの青春に♪
電車ひと駅で読めるエッセイ・短篇小説収録
☆モデルも募集してます。
カテゴリー「ZINE Pastoral」参照
◆田中屋の峠COFFEE
ZINEとツリーハウスのサイドカー屋台
炊き出しでコーヒーを出しています。そして、ZINEはフリーペーパー
田中屋のぬりツリーハウス
おうちの植物に簡単にカスタムできるキット
500円(サービスCOFFEE付き)
読物として、雑誌も置いています。
雑誌は、雑誌と物々交換できます。
田中屋的ヒッピースタイル!
なんでもお気軽にご連絡ください♪
インスタ @tanakaya_blomide