田中屋の夕刻コラム「俵万智の「させていただく」投稿について」田中宏明

夕刻コラム(社説盤)
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「させていただく」は誤りではない

「させていただく」について、Xで綴ったようなのですが、何がいいたいのかはわかりませんでした。
なんとなく「使い方がまちがっている」または「使い方が不自然」と言いたかったように思います。

俵万智、『させていただく』の使い過ぎ問題に言及…ネット「納得感ある」「ずっともやもや」反響続々(ググットニュース)|dメニューニュース
歌人の俵万智さんが5日、自身のX(旧Twitter)を更新し、日常的に多用されている「させていただく」という…

僕の見解としては、「させていただく」という言葉は間違ってはいません。このような話題の中に「違和感を感じる」とコメントする人もいますが、違和感は感想なので自由です。

間違っていると主張する人の意見の中に「二重謙遜」「二重敬語」になっているというのが見受けられます。

例「拝見させていただく」

これがよくあげられていました。

これが、2重なのであればどうなるのでしょう。

正しくは「拝見する」「拝見しました」であると説明されていることが多いです。

これはパッと見るからにずれていることがわかります。
言いたい内容が入っていません。

「拝見させていただく」許可はなしに見させてもらうということが言いたのです。

拝見する・しました は許可の概念がカットされています。
全く説明になっていないことがわかります。

はっきり言って、言葉の構造上の2重であるかなんていうのはどうでもよくて、スマートにその内容を伝えるためにはその言葉は適切であるかどうかを考えたいとおもいます。

正しい表現で、許可の要素も含まれたいまわしを教えてください。きっと誰も言えないと思います。それか余計わかりづらいものになるでしょうか。

「させていただく」という言葉はあっています。

作者紹介

田中宏明 1980年生まれ 東京都昭島市出身の週末の写真家・放送作家。2003年 日本大学文理学部応用数学科 ぎりぎり卒業。下北沢・吉祥寺での売れないバンドマン生活を経て、会社員(番組制作→不動産業)となる。◆写真家:シティスナップとかるーい読物「井の頭Pastoral」撮影・編集◆放送作家:ラジオドラマ「湘南サラリーマン女子」原作・脚本 オールデイズ直江津Radioで放送

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