「東京中野の細道」
中野路の 老舗の女将に 歴史あり
なんとなくふらっと立ち寄ったレコード屋。ここは東京中野。そこはお年を召したご婦人が店番をしていた。話をするうちに中野の歴史の話になった。
昔は綱吉公のお犬様養犬場があったり何より陸軍のスパイ養成の中野学校があった土地。中野ブロードウェイのイメージから歴史的な土地であった事をすっかり忘れてしまっていた。中野の歴史の話のつもりがこのご婦人、なかなか見識は深く中野学校あたりから話が脱線。
いつしかコミンテル史観やら陰謀論に発展するのであった。黙って相槌ついて聞いてはいたが、心の中では苦笑いするしかない。が対応はしっかりする永遠のホストキャラDJのシューカイであった・・・(笑)
☆偉大なるパイオニア
〘独自に道を開いた人々〙
モダンDJの開祖、フランシス・グラッソ。ピッチコントロールも無い時代にレコードをミックスしていた偉大な人。
Q:「初めてレコードをミックスしたのはグラッソ?」
グラッソ:「う~ん、僕かは解らないけど初めてミックスした人じゃないかな?君は火の発見者を知っているか?いままで生で食べてたのが火で焼いてみたらすごく旨かった。そんな感じかな。いつの間にかそうなっていたんだ。」
Q:「グラッソが残した功績とは?」
グラッソ:「難しい質問だね。そうだなぁ~。゛DJをアートの域まで高めた。゛それが功績かな。」
真のパイオニアの言葉は重いですね。現代音楽のスティーブ・ライヒも「あなたの音楽のカテゴリーはなんですか?」の質問に「それは音楽です。(It’s music)」と答えてた。ライヒだからこそ言える言葉。もし若手のわけのわからんミュージシャンが「It’s music」って答えてもなんか軽いなぁ~お前解ってねーよって言いたくなりますよね(笑)