=田中屋式短歌= 松尾芭蕉に嫉妬して、バイクで旅して俳句するロードエッセイシリーズ。約30文字のメルヘンツーリングへようこそ
2024年秋 国道246号
俳句
マドラーも 使わず家の 資材とし
拾ってきた家 建設す
解説
「~なわけで…」でおなじみの「北の国から」は今年すべて観た。
「なわけで…」はテレビ特別版の後半で登場するものだと知る。勝手に、小さいころからずっと言っているように感じていた。イメージとはそういうものであり、そういうイメージづくりは大事だ。星一徹のお父さんがちゃぶ台をひっくり返したの1回だけだという。ぼくは巨人の星は知らないけれど。何回もひっくり返しているやばいやつというイメージだ。それでブレークしているが、実際はそういうやつではないのだ。
もしテレビ出演があったら、ちゃぶ台返しやらされるんだろうな。
僕でいうところのヒット作なんなんだ。なにかないのか。僕が北の国からで感じる魅力のひとつは、五郎おじさんの拾ってきたもので作った家だ。ときめきまくりだ。あれを目標にするのだけど、あんな壮大な基盤がないので、まずは家にあるガジュマルの木にツリーハウスをつくることにした。ちなみに五郎おじさんは、あの町の出身で親から広大な土地を相続している。そういう意味での基盤ね。
家にあった板の破片から田中屋のぬりツリーハウスをつくり始めた。
昨今のプラスチック削減からマクドナルドはストローは紙、マドラーは木になった。
このマドラーはツリーハウスの梯子に使える。いままではアイスの棒がいいかな思っていたがちょっとふといとも思っていたところなわけで。
そしてマクドのロゴが入っている。それもいい。まぁ、自分の作品としてはカットするけど。
メルヘン解釈
僕のツリーハウスにしたって時代に連れてマイナーチェンジが繰り返される。
モノっていうのはそういう風に使い続けていくことで歴史が吹き込まれて面白い。建て替えよりリフォームやリノベーションだ。
作者紹介
田中宏明 1980年生まれ 東京都昭島市出身の週末の写真家・放送作家。
2003年 日本大学文理学部応用数学科 ぎりぎり卒業。下北沢・吉祥寺での売れないバンドマン生活を経て、会社員(番組制作→不動産業)となる。
◆写真家:シティスナップとかるーい読物「井の頭Pastoral」撮影・編集
◆放送作家:ラジオドラマ「湘南サラリーマン女子」原作・脚本 オールデイズ直江津Radioで放送
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