短篇小説 連続プチロマン小説「女が電話に出ない時」最終話 再び携帯のベルが鳴ったのだ。男からだった。愛子のキケンを察知して電話をかけてきたのだろうか。愛子は我にかえったかどうかはわからなかったが、電源を切り、首に手を回しキスの続きに入った。勝ったと思った。何に勝ったのかはわからないが、とにかく勝... 2021.07.03 短篇小説