DJシューカイのレコードの部屋 No.96

土曜日DJシューカイ枠
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ペリー&キングスレイ
「カレイドスコピック・バイブレーションズ」LP

「クラブミュージックとしてのtechnoがどこから来たのか?」はクラブDJとしてのDJシューカイにおける長いこと追いかける問題であった。

DJシューカイの見解は初期デトロイトテクノとドイツのクラウトロック(ジャーマンロック)がクラブミュージックにおけるテクノの原点であり正直言えばそれ以外いらないんじゃないか?とも思える。

しかしテクノもシンセサイザーを使った電子音楽であることには変わりはなくその線からテクノを遡ることも出来る。そうなると1960年代のムーグシンセサイザーを使ったいわゆる「MOOG系」の音楽も冗談音楽としてのテクノの原風景と言えるかと思う。

今日紹介するペリー&キングスレイの「カレイドスコピック・バイブレーションズ」はその代表的作品かと思う。B面の一曲目の「バロック・ホウダウン」はディズニーのエレキトリカル・パレードに使用されたみなさん馴染みの曲である。ディズニーは使用許諾を得ていたがそれはディズニーとペリー&キングスレイのマネージャーとの間で取り交わされたことで当の本人たちはディズニーランドで曲を聴いて初めて曲が使われていることを知り驚いたとのエピソードがある。

ペリー&キングスレイのことは第七回の「BerryBerryBreakfastのオールデイズ直江津ラジオ」でDJシューカイが語ってますのでそちらを是非聴いてみてください。

文/DJシューカイ

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