僕は止めどなく流れる泪も気にせず腰を振った。
その子もそれに合わせて腰を角度を合わせている。
見た目では全くわからない。この胸が、このおしりが、この脚が、そして、ここが。
病に侵されているなんて。
明日から入院する。入院してしまえば、もう出てくることはないのかもなんて言ってた。
このあと彼氏さんとさいごの時間を過ごすらしい。
その前に時間をつくって会ってくれた。
もう何回も会っているのに、今日は違う。
いつもより気持ちよくしてあげたい。もっともっと。
ああ、気持ちいい。
いきそう。
おしまい