田中屋の少年雑記「卒論!夏の虫取りアミ」

夕刻日誌
夕刻日誌

井の頭公園の少年

もう結構前のことですが、井の頭公園にある男の子とお父さんが歩いていました。

子供はかごを首から下げて、虫取りあみを持って、虫はどこかにいないかと探してるんですよね。

虫かごと網


きっとのかごとあみは、そのお父さんが買ったんだろうなぁ、とか思いながら。

井の頭公園が地元だなんて、すごい金持ちなんだろうなぁ、なんて思いながら。

しかしですねぇ、井の頭公園には虫がいないんですよね。

捕まえがいある虫が。

せっかく、かごとあみかってもらったのに。

僕はね、どこか業者から虫を仕入れてきて、ばらまきたくなりましたよ。その子供が虫取りを楽しめるように。それが夏だよね。

ぼくは、夏と言えば、新潟だ。上越市須川だ。
そこで、ザリガニをとったり、オニヤンマをとったり、カブトムシをとったりしていた。

子供にとっちゃ、田舎最高 山最高ですね。

ふと思い出すとザリガニもカブトムシもとれないときがあったのよ。

ザリガニ釣り

そのとき、おじいちゃんに、ザリガニを捕ってくれと頼んだことがある。このままでは東京に帰れないなどといった言葉は浮かばなかったが、気持ちとしては、ザリガニは持って帰りたい。

「おお、あしたとってやるよ」

そして明くる日

たくさんとってくれたのだ。
僕がザリガニ釣りをしていたポイントではなく、別のところで。

すげー!思って、大喜びだった。

それがさ、思い出したのよ、その井の頭の少年をみてさ。

あのザリガニ釣り、じつはおばあちゃんが、大量に放したのではないかって。

実際それは考えづらいけど、もしそうだったらとか思ってさ。

そしたら素敵だなぁとか思って。

今自分がうまくいってることって誰かがアシストしてくれているかもしれないってことね。
それに気づかず自分の実力と思うわけだけど、それに気づいたら誰かのアシストができるってこと。

誰かのアシスト

あのザリガニ釣りはなぞだった。なんであんなに釣れたのか、あのとき不思議だった。
おじいちゃんはなくなってしまったので、そのタネとシカケはもうわからない。おばあちゃんにきいたって知らないって言う。きっと。

文/田中宏明

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