歩き書き!「田中屋の不動産管理あるあるエッセイ」ちょっと番外編~家を買ってみよう 第4話

不動産管理あるある
不動産管理あるある

住宅ローン控除とは

年度ごと、借り入れ残高の1%(住民税・所得税年間納税額を限度に)を控除してくれる制度。10年間。その後3年間は別の計算方法で戻ってくる制度がありますがここでは割愛。

例えば、1年に住民税・所得税を19万払っているて、
借り入れ残金が2300万だとすると…

1%は23万なので、限度の18万をとって、
年に18万円が戻ってくるという制度!これはでかいですね。

12カ月で割ると、15000円
月の返済額15000円安いと考えてみるとこもできます。
これが10年続くというわけですが、残高の1%ですので、
例えば、借り入れ残高が1700万円になれば、17万円となります。

金利が安い状況であれば、多く借りた方が得、高い物件を買った方が得という計算もできるようですが、結局、必要なぶんだけ借りるのがいいと思います。借りてるものは返さないと行けませんし、制度なんて気分次第でなくなってしまいますからね。

今は内装代や、契約に必要な費用まで借りることができますので、2000万円以下の物件を買うときは、フルローン(物件価格を借りる)やオーバーローン(仲介手数料など諸費用も借りる)を不動産屋や銀行はおすすめしたりするようです。
僕はもともとはなるべくお金借りたくないなぁと言うのもあったのですが、フルローンにしてみました。このあたりは特に計算はしませんでした。なので、内装代、諸費用は貯金から払うということです。それがよかったどうかはわかりませんが、そんなもんでいいと思います。
手元に現金を残して置くかどうかというのが、ひとつの判断の要素となります。
例えば、僕の場合は40歳で家を買ったので、35年後生きてるのかもわからない、状況です。銀行もよく貸してくれたなぁといったところなのですが、それは保険に入っているようです。ではその保険屋は大丈夫なのか?!まぁそれはおいといて。

ここでもうひとつの判断基準は、生きているうちにローン返したいかどうかです。

A:返したい場合はなるべく借りないで、控除制度もフルで使い、その後まとまった金額をどんどん返していって、利子をなるべく払わないという計算をします。
そして、ローンのない時間を楽しむというストーリーです。

B:もうひとつは、なるべく借りて、現金を持っている状態で、繰り越し返済せずに、普通に返済する。

人の未来は誰にもわからないもの

もし30年後の70歳でAもBも亡くなるとしましょう。

Aは70歳で返済して、亡くなった。
Bは70歳、返済途中で亡くなった。

つづく

文・写真/田中Mint

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